FIBC2014開催報告

2014年3月3日(月)、今年で3回目となった
金融イノベーションビジネスカンファレンス FIBC2014(以下FIBC2014)」が開催されました。
金融イノベーションに関心のあるベンチャー企業、金融機関、VC、メディアなどが参加し、
定員200名の会場は終始満員状態でした。

FIBC2014 集合写真

FIBC2014 集合写真

 

キーノートスピーチ

『 世界標準の思考で金融ビジネスにイノベーションを 』
株式会社 インテカー 代表取締役社長 齋藤 ウィリアム 浩幸氏

齋藤ウィリアム浩幸氏は、自身が10代で起業してからグローバルに活躍する
現在に至るまで、数多くの挑戦と失敗を経験されました。
世界各地で開かれる起業家コンテストの審査員として1万人以上のビジネスプランを見てきたほか、
ダボス会議のボードメンバーとして、日本の識者達を同会議に広く導くことに成功しています。

また、2013年12月より内閣府本府参与(科学技術・IT戦略担当)に就任されるなど、
国家レベルで活躍されています。  ※同氏のプロフィール詳細はこちら


「日本の課題は、「R&D」や「イノベーション」の定義が世界標準とズレていること」

そんな齋藤氏が考える日本の課題は、
「R&D」や「イノベーション」の定義が世界の標準とズレていること。

日本は「Research」を得意とする一方、「Development」が弱く、
それを醸成する環境がないため、なかなか起業やサービスの実現に至らないと述べました。

また、「イノベーション」には、リスクをとるアントレプレナーシップ(≠起業家精神)が必要だが、
日本はリスクをとることが下手であるため、それをチームでカバーすべきと言います。
加えて、イノベーションにはテクノロジーだけでなくリベラルアーツを融合し、
女性や若者(特に成功しているアントレプレナーの多い27歳)が活躍する
ダイバーシティを反映すべきと述べました。

 

「成功の秘訣はresilience(復元力)」

日本の文化ではパーフェクトが重んじられるが、
そもそも、「人間は間違えを犯すもの」「機械は壊れるもの」であり、
それらは日常的に起こり得ることを前提に、
不測の事態や状況の変化に対応するしなやかさや復元力の重要性を説きました。

その復元力を備えているのが「チーム」であり、
イノベーションを興してきたグローバルな企業にも共通していると言えます。
いずれの企業も創業時に2人(チーム)で行っており、
復元力が成功する起業の秘訣だと述べました。


「チームを運営するのはリーダーシップ」

そして、チームを運営するのは「リーダーシップ」という概念であり、
それが破壊的イノベーションを生み出すと述べました。
リーダーシップに関連するキーワードとして、
「Creative(創造的)」「React(反応)」「Flexible(柔軟性)」等を挙げました。

一方、チームおよびリーダーシップに対する概念として、
「グループ」および「マネジメント」を挙げ、
それは漸進的イノベーションを生み出すと述べました。
マネジメントに関連するキーワードとして、
「Efficient(効率化)」「Scale(大量生産)」、「Hierarchy(統制された階層的組織)」等を挙げました。
そして、日本のマネジメントは世界一であるが、「リーダーシップ」の欠如が
イノベーションが起こりにくい原因であると述べました。


「成功(Success)という言葉の反対は、失敗(Failure)ではなく、
なにもやらないこと(Not Doing Anyting)」

失敗がないとイノベーションが生まれない。
イノベーションを起こすためには不成功体験が必要で、
成功の反対はなにもやらないこと。不成功はを失敗と考えるのではなく、
経験を重ねて「知恵」にしていくことが大切であると述べました。

そして、チームで失敗をおそれず実行し、グローバルに戦っていくことが、
日本が将来生きる道だと締めくくりました。

DSC_0550_1_ウィリアムさん_タイトルDSC_0582ウィリアムさん_アップDSC_0612_ウィリアムさん_プレゼン②

 

FinPitch

メインプログラムであるFinPitch(ピッチコンテスト)では、
1社あたり7分という限られた時間で、自社サービスの先進性・革新性を
アピールしていただきました。
登場した12の先進金融サービスの中から、来場者の投票により、
大賞を株式会社マネーフォワードの「マネーフォワード」、
2位を株式会社ロイヤルゲートの「PAYGATE(ペイゲート)」が受賞しました。
受賞者コメントはこちらをご覧ください。

FIBC2014大賞 マネーフォワード 辻氏FIBC2014 2位  ロイヤルゲート 梅村氏トロフィー写真

 

FinPitch 動画

当日のFinPitchの様子をアップいたしましたので、ぜひご覧ください。
(受賞サービス以外も、順次掲載させていただきます)

【 FIBC2014 FinPitch優勝 】
お金のNo.1プラットフォーム『マネーフォワード』

株式会社マネーフォワード 代表取締役社長 辻 庸介氏

 

【 FIBC2014 FinPitch2位 】
次世代決済プラットフォームソリューション『PAYGATE』

株式会社ロイヤルゲート 代表取締役 CEO 梅村 圭司氏

 

複数金融機関への審査申し込みを一括で!『一括アプリ』
株式会社住宅本舗 事業推進部 マネージャー 木下 智之氏

 

オンラインクレジットカード決済『WebPay』
ウェブペイ株式会社 代表取締役 CEO 久保 渓氏

 

金融取引を可視化し、変動リスクを推定する『Order Book Tracer (Bloomberg App Portal)』
株式会社ホットリンク 研究開発グループ・マネージャー セーヨー・サンティ氏

 

グローバル財務管理システム『キリバ・エンタープライズ』
キリバ・ジャパン株式会社 セールスエグゼクティブ 川村昌義氏

 

世界とつながる投資プラットフォーム『Crowdcredit』
クラウドクレジット株式会社 代表取締役 杉山 智行氏

 

貸付型クラウドファンディング『クラウドバンク』
日本クラウド証券株式会社 代表取締役社長 大前 和徳氏

 

富裕層と金融のプロとのマッチングサービス『ZUU Advisors』
株式会社ZUU 代表取締役社長兼CEO 冨田 和成氏
※FinPitchはこちらの資料からスタートしています

 

iPadを用いたクラウド型POSレジ『スマレジ』
株式会社プラグラム 代表取締役社長 山本 博士氏

 

お金で人生を妄想!働く女子の相談アプリ『TOIRO』
エヌ・ティ・ティ・メディアサプライ株式会社 ブロードバンドサービス事業本部
Business Re-creation部長 木村吾郎氏

 

個人投資家向け投資アイデア提供サービス『Longine』
株式会社ナビゲータープラットフォーム 代表取締役 原田 慎司氏

メインカンファレンスの様子

DSC_0080_FIBCの広がりDSC_0090_VCF和田さん(アップ)DSC_0131_1_住宅本舗_木下さん(アップ)DSC_0164_久保さん(アップ)DSC_0188_ホットリンク_サンティさん(アップ)DSC_0221_1_キリバ_川村さん(アップ)DSC_0258_1_クラウドクレジット_杉山さんDSC_0288_1_クラウドバンク_大前さん(アップ)DSC_0359_1_ZUU_冨田さん(アップ)DSC_0387_スマレジ_山本さんアップDSC_0433_TOIRO_木村さん(アップ)DSC_0461_1_ロイヤルゲート_梅村さん_アップDSC_0487_Longine_原田さんDSC_0521_マネーフォワード_辻さん_アップDSC_0526_辻さんと西田さんDSC_0051_1_満員の会場

 

登壇者コメント

このたびは貴重な機会をいただき誠にありがとうございます。
当社サービスは他に類似のものがないため説明が難しく、持ち時間の短さに苦労いたしました。
今後も顧客ニーズ、金融業界ニーズに応えるサービスを拡げていきたいと考えております。
(一括アプリ/株式会社住宅本舗 事業推進部 マネージャー 木下 智之氏)

素晴らしい機会をいただき、ありがとうございました。
これからも金融イノベーションを起こしていきたいと思います。
(Order Book Tracer/株式会社ホットリンク 研究開発グループ・マネージャー セーヨー・サンティ氏)

今回は残念ながらフィンピッチで優勝できませんでしたが、
次回機会をいただけたら1位を狙いたいと思います!
キリバにご興味がある方は弊社ウェブサイト(http://www.kyriba.jp/)をご参照ください。
(キリバ・エンタープライズ/キリバ・ジャパン株式会社 セールスエグゼクティブ 川村昌義氏)

カンファレンスの登壇者の方それぞれのサービスは様々な分野にわたり、
同じ時期に日本の金融にイノベーションを起こそうとアクションを
とっている方々と一緒に新たなサービスの紹介を行え刺激になりました。
引き続き、当社は「世界を繋ぎ、社会を豊かにするお金の流れを創る金融」を
行って参ります!
(Crowdcredit/クラウドクレジット株式会社 代表取締役 杉山 智行氏)

革新的な金融サービスを紹介する貴重なイベントであり、
ISIDさんの取り組みには非常に共感と敬意を抱いております。
海外に遅れをとる日本の金融サービスは、
インターネットを活用することで革新される可能性を秘めています。
今後も、既存金融機関とベンチャー企業との接点がもっと広がって行くと
良いのではないかと思います。
(クラウドバンク/日本クラウド証券株式会社 代表取締役社長 大前 和徳氏)

FIBCでもFinovateでも毎年マス向きのプロダクトの方が
全体的な注目度は高いように見えます。
ZUUは、富裕層・準富裕層と資産アドバイザーのエコシステムを切り口に、
その流れを変えれるような金融×ITの革命を起こし、
時価総額50兆円の世界一の企業になりますので、
引き続きご指導の程何卒宜しくお願い致します。
(ZUU Advisors/株式会社ZUU 代表取締役社長兼CEO 冨田 和成氏)

競合他社がひしめくサービスとなってきたので、
その点をいかにうまく説明するか?ということと、
重苦しい空気を打破するボケを考えるのに必死でした。
スマレジを今後ともどうぞ宜しくお願い致します。
(スマレジ/株式会社プラグラム 代表取締役社長 山本 博士氏)

金融×ITということで、非常に専門性の高いサービスと、
それらに興味のある企業様との貴重なHUB的存在のイベントだと
認識しております。さらなる発展を期待しています。
(TOIRO/エヌ・ティ・ティ・メディアサプライ株式会社
ブロードバンドサービス事業本部 Business Re-creation部長 木村吾郎氏)

金融という規制の多い産業分野においても、変革を期待する方々が確実に存在し、
その熱量も高いことを改めて感じました。
高い問題意識を持った方々に自社事業のコンセプトをご説明することで、
共感と次の変革につながる動きが生まれることが、FIBCの価値だと感じています。
(Longine/株式会社ナビゲータープラットフォーム 代表取締役 原田 慎司氏)

 

ネットワーキングの様子

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